1953-11-02 第17回国会 衆議院 外務委員会 第3号
おれの国は何ら侵略する野心はないのだということを言つて、不可侵条約を呼びかけて結びまして、そうして現に安心感を与えまして、そうして彼らの内部情勢にはどんどん浸透作戦を行いまして、私がモスクワにおりましたときに、モスクワの外交官の観測は、赤軍は一たび国境を越えたならば、まつすぐベルリンに行くだろうということでありました。
おれの国は何ら侵略する野心はないのだということを言つて、不可侵条約を呼びかけて結びまして、そうして現に安心感を与えまして、そうして彼らの内部情勢にはどんどん浸透作戦を行いまして、私がモスクワにおりましたときに、モスクワの外交官の観測は、赤軍は一たび国境を越えたならば、まつすぐベルリンに行くだろうということでありました。
ことに私有財産につきましては、へーグの陸戦条約によつて不可侵の原則があるのであります。しかもこの条約では、それを否定することは何ら規定していないのであります。われわれは請求権があるということを従来主張して来ておりますし、今後も主張する考えであるのであります。
日本は独立せんと欲した、ところが中立條約或いは不可侵條約が過去においてしばしば破棄せられたのであつて、不可侵條約があるにもかかわらず、他国を侵害したことがしばしばある現状において、中立によつて日本の独立を守るということはおかしな話だ、こう申すのであります。私はそう確信いたします。又その他のお話は何であつたか、ほかに何でしたか。